マイホームを購入するときに『どの点を重視』し『どこを注意』すればよいかわからないものですよね。
新築なら何となく『安心』・『安全』そうという感覚があると思いますが、
『中古物件』は『どこを注意』して『どこを注意』しておけば良いのでしょうか。
今回は『中古物件』を購入する際に、抑えておきたい注意点をお話します。
むずかしい構造的なお話ではなく、セーフティーネットを中心に進めていきます。
『中古物件』を購入する際の一番重大なポイント
『瑕疵担保保険』を利用する!!
オススメしたいのが『瑕疵担保保険』!!
まず、『瑕疵』とは『不具合』のことです。(例えば、雨漏り・配管の漏れなど)
それを『担保(補う)』保険です。
『ホームインスペクション』(検査費用)と『瑕疵保険料込』で数万円で加入でき、
かつ、税金の優遇が受けることが可能となります。(すまい給付金・住宅ローン減税など)
これは、素人でもこの保険に加入できる物件でしたら安心して購入することが出来ますよね。
第三者が物件を検査してくれ、更に保証まで付けてくれる。
そして、万が一の場合は保険で物件を直すことが出来てしまう。
ぜひ、大いに活用頂きたい制度です。
中古物件を安心して購入するためには!!
中古物件を安心して購入するためには『専門家』に見せる・検査してもらう。
これは、良いことだと思います。
数年前から中古物件を購入する時の判断材料は『ホームインスペクション』が主流になっていますよね。
売主さん・業者(不動産屋さん)の提携先ではない、第三者の一級建築士が物件を検査しお墨付きをくれる。現在では検査方法も多岐に渡り費用もリーズナブルになっています。
第三者が物件をすみずみまで検査してくれますので、納得感があり、素直に聞くことができ、購入者・売却者双方にとって素晴らしい制度だと思います。
ですが、『ホームインスペクション』はあくまでも検査だけです。検査後の保証は基本ありません。
そこで、どうせ費用を掛けるなら『瑕疵担保保険』を利用する。
中古物件を探すポイント!!は『瑕疵保険』に加入できる物件を選ぶこと!!です。
瑕疵保険に加入できない物件を購入するのは止めておきましょう!!
建築年月日を確認する
少し専門的な知識になってしまいますが、
『新耐震基準』と『旧耐震基準』も抑えておきましょう。
・建築年月日が1981(昭和56)年6月1日【以降】の建物を『新耐震基準』の建物
・建築年月日が1981(昭和56)年6月1日【以前】の建物を『旧耐震基準』の建物
になります。
げんみつに言うと、1981年6月1日以後の完成でも建築確認申請が何年何月で『旧耐震基準』の物件に変わったりしますので、
あなたが抑えるポイントは『1981年(昭和56年)』以前か以後かで新旧の判断してください。
『新耐震基準』と『旧耐震基準』って何に?
さて、『新耐震基準』と『旧耐震基準』って何に?というお話なのですが、
『新耐震基準』は震度6強~7程度の揺れでも倒壊しない構造で作られた建物のこと。
一方『旧耐震基準』は震度5強程度の揺れでも倒壊しない構造で作られた建物のことです。
もちろん、『旧耐震基準』の建物が震度7の地震がきたら、ただちに『倒壊』するわけではございません。
あくまでも、計算上のお話です。
そして、『新耐震基準』と『旧耐震基準』でなにを注意しなければならないかというと。
『旧耐震基準』は住宅ローンの審査が厳しくなり、希望金額の借入が出来なかったりするので注意が必要です。
物件価格は魅力的なのですが、、、、、、
一方『新耐震基準』は今から約39年前に制定された基準ですが、令和現在の建築基準と同じです。
住宅ローン審査が厳しくなることはありません。
購入するのは『新耐震基準』の物件オンリー?
『新耐震基準』と『旧耐震基準』を比較すると中古物件で購入するのは『新耐震基準』の物件オンリー?
たしかに比較するとそうなっても仕方がないですよね。
でもね、物件によっては『旧耐震基準』の物件が『新耐震基準』物件に生まれ変わる!!
ってこともあるんですよ。
ちっと前からマイホームは自分色にリフォームし住まう。
『リノベーション』新たな住まい方。なんてキャッチーな言葉でリノベーション物件が流行っていますよね。
特に都心のヴィンテージマンションを『リノベーション』して住む。
多くの著名人もヴィンテージマンションに住んだりしています。
流行になった要因として上げられるのが『耐震改修工事』ではないでしょうか。
特に交通主要道路(災害時に必要な道路)において国・区・市などが工事費を一部負担し、
積極的に工事を進めています。
この工事をして耐震計算をクリアすると、なんと『旧耐震基準』の物件が『新耐震基準』の物件に生まれ変わり、
住宅ローン審査の問題も解消されます。
物件としても更に安心して住むことが出来ます。
よって、『旧耐震基準』だからといってあきらめるのではなく、物件を念入りに物件調査し判断しましょう。
まとめ
『ホームインスペクション』(検査費用)と『瑕疵保険料込』セットで数万円で加入できる
『瑕疵担保保険』を利用し、税金の優遇も受けるとともに(すまい給付金・住宅ローン減税など)
安心して中古物件を購入しましょう。
中古物件は『旧耐震基準』『新耐震基準』を確認し、できる限り住宅ローン融資が有利になる物件を選びましょう。
あなたが素敵なマイホームに出会うことを心よりお祈り申し上げます。
ご質問、不明な点がありましたら、下記コメント欄よりお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。