日本の人口は2008年をピークに減少している。
この人口減少局面の中で「不動産価格」はどのように推移していくのだろうか?
関東(首都圏)の人口が増え続けている状況もここに来て止まっているようです。
今回はこの局面で不動産選びをどのように考え、購入すればよいのか?
住宅ローン「金利」の推移と、不動産「価格」の綿密な関係からひもとく、
不動産は「いつが買い時なの?」というお話をさせていただきます。
あなたのお悩み解決のヒントになればと思っております。
ぜひ、最後までお楽しみください。
※注意書き
この記事は2020年年末時点の状況に従って書いています。
状況に応じて最新情報を追加していきます。
いつが買い時?
早速ですが不動産は「いつが買い時?」のお話からしたいと思います。
答えは、【今!!】だと私は考えています。
さっそく、その理由を詳しくお話していきたいと思います。
土地価格の推移!
「土地価格の推移」は2009年~2020年の11年間でおよそ1.24倍上昇しています。
(国土交通省で公表している不動産取引価格と地価公示をもとに記載)
「今!!」だと考えている理由は
土地・家(以下不動産という)の購入を検討するとき、
現在は不動産の価格は「高いのか?安いのか?」
「去年とくらべて?」・「10年前とくらべて?」などと考えると思います。
これは不動産の購入を検討するにあたり、どなたでも考えることだと思います。
ですが、不動産の購入を検討するにあたり「価格の推移」を調べると同時に、
「住宅ローン」の金利推移を気にされたことはあるでしょうか?
「現金」で購入されるなら、不動産価格の推移トレンドは一番気になると思いますが、
住宅ローンの融資を受ける場合は、「不動産価格の推移」より、
むしろ住宅ローンの「金利」の方が大事です。
住宅ローンが0.1%変わるだけで総返済額は大きく変わります。
住宅ローンの金利は毎月変わる!
住宅ローンの代表的な商品「フラット35」の金利は毎月変わります。
え!!「フラット」なのだから金利は変わらないんじゃないの?
たしかに「フラット35」という住宅ローンの商品は金利が35年間変わらないのが特長の商品です。
しかしながら、フラット35は借りる「時期」によって金利が異なります。
わかりやすく説明するために、「2019年10月」と「2020年10月」の金利を
比べて見ましょう。
- 2019年10月の金利は「1.110%」
- 2020年10月の金利は「1.300%」
実に1年間で「0.19%」の変動が起きています。
では、この金利上昇で月々の支払いがいくら変わるのでしょうか?
例えば、借入期間35年・3000万円を借りた場合
- 2019年10月に借りた場合の月々の支払は「86,232円」
- 2020年10月に借りた場合の月々の支払は「88,944円」
差額は「月額2,712円」・「年間32,544円」・「35年間1,139,040円」
の差になります。
毎月の差額は大したことはさそうですが、35年間で計算するとそれなりの金額になりますね。
住宅ローンの金利は下がり続けている!
ちなみに、フラット35は2009年前後をピークに微変動はあるものの下がり続けています。
2009年(平成21年)5月の金利は2.820%です。
先程の借入期間35年・3000万円を借りた場合で計算すると、
- 月々の支払いは「112,462円」
なんと!!2020年10月の支払と比べると月々【+23,518円】となります。
では、ここ11年間の「土地価格の推移」はというと、
全国平均
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- 2009年の地価公示は「52.53万円」
- 2020年の地価公示は「65.04万円」
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冒頭でもお伝えしたとおり、およそ「1.24倍」上昇しています。
不動産価格は高いが支払いは安い!
上記の「金利の推移」と「地価公示の推移」を参考に考えると、
2009年の方が不動産の価格は安かったにもかかわらず、
2020年に不動産を購入した方が、月々の住宅ローンの支払いは「安い!!」
という計算となります。
実際に「2009年」に購入した場合と「2020年」に購入した場合を計算してみたいと思います。
2009年・物件価格2,420万円・フラット35の金利2.820%
月々の支払いは「90,719円」となります。
そして、2020年の不動産価格は1.24倍ですので【3,000万円】となり、
2020年10月金利で計算した場合、月々の支払いは「88,944円」となります。
なんと、580万円の不動産価格が上がったにも関わらず、
月々の支払は「▲1775円」安いのです。
そんな時代が今現在なのです!!
もちろん、これから住宅ローン金利がどのように推移していくかを言い当てることはむずかしいです。
そして、土地価格の推移を予想するのも至難の業かと思います。
ですが、今は住宅ローン金利が低水準を維持しているということは「事実」です。
また、「住宅ローン減税」・「すまい給付金」などで物件を購入するメリット・施策も充実しています。
だからこそ私は「今」が買い時!!と私は考えております。
住宅ローン「金利」の推移と不動産「価格」の綿密な関係はお分かりいただけましたでしょうか。
あなたのお悩み解決のヒントになりましたら幸いです。
まとめ
不動産はいつが買い時?
「今」が買い時!!
これから住宅ローン金利がどのように推移していくかを言い当てることはむずかしいです。
そして、土地価格の推移を予想するのも至難の業かと思います。
住宅ローンの金利が低水準を維持しているということは「事実」です。
また、「住宅ローン減税」・「すまい給付金」などで物件を購入するメリット・施策も充実しています。
これからどうなるか分からない時代だからこそ、不動産の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたのマイホーム購入計画がうまく行きますよう心よりお祈り申し上げます。
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