持ち家と賃貸を比較!生涯居住コストどっちがお得?

賃貸と持ち家

今回は「持ち家」と「賃貸」を比較!生涯の居住コストはどっちがお得?
という永遠のテーマのお話をしたいと思います。

「持ち家」VS「賃貸」の生涯のコストはいかに!!

ここ最近は、物を所有するのではなく「借りる」、「利用する」時代へと変わっていくなかで、
「持ち家」神話はこれからも続いていくのだろうか?
生活の基盤となる「住まい」が「持ち家」である場合、まだまだ社会的信用性があることは事実です。

持ち家と賃貸どっちがお得?の答えは、あなたとご家族がどのように生きて行きたいのかが、
最終的な答えとなりますが、

今回は分かりやすく「持ち家」と「賃貸」の【生涯の居住コスト】を
具体的な数字をもとにお話したいと思います。

ぜひ、最後までお楽しみください。

持ち家と賃貸の生涯居住コストとは?

生涯のコストはどっちがお得!!

答えは、どちらも一緒です。
※注意書き
この比較は持ち家の資産価値・金利上昇・賃貸の敷金・礼金・更新料は計上していません。
あくまでも、居住するにあたっての生涯コストを比較したものです。

この答えに賛否両論あるかと思いますが、
私の答えは「持ち家」・「賃貸」とも生涯の居住コストは【どちらも一緒】という考えです。

では、実際に具体的な数字を入れて比べて見ましょう。

「持ち家」の場合

  • 物件価格は・・・・・・3,500万円
  • 頭金は  ・・・・・・280万円
  • ローン返済期間は・・・35年
  • ローン金利は・・・・・0.675%
  • 年間固定資産税は・・・12万円/年

35歳~85歳までの生涯住居コストは、
【4,508万円】となります。
下記の図を参照
持ち家コスト

「賃貸」の場合

  • 35歳~40歳まで・・・家賃8.5万円/月
  • 41歳~55歳まで・・・家賃12.0万円/月
  • 56歳以後    ・・・家賃10.0万円/月

として、生涯の住居コストを比べて見ましょう。
年齢は85歳までとして計算いたします。

35歳~85歳までの生涯居住コストは、
【6,372万円】となります。

変動金利0.625%・返済期間35年の住宅ローンで換算すると、
なんと、『5,722万円』の住宅を購入した時の支払いと同じになります。
下記の図を参照
賃貸コスト

生涯居住のコストは単純に比較すると、「持ち家」の方が「賃貸」より
【1,864万円】安くなります。

やはり「持ち家」の方がお得?

この結果をみると、「持ち家」の方が生涯居住コストはやすく抑えられそうに思いますが、
実際はそんな単純計算ではすみません。

賃貸の場合は、居住するにあたり基本的に「修繕費」は考えなくて済みますが、
持ち家の場合は新築・中古を問わずかならず「修繕費」はかかります。

とくに戸建の場合には、外壁のメンテナンスが15年周期「30万円~100万円」
屋根のメンテナンスが20年周期「50万円~多い時には200万円以上」で掛かってきます。
中古で購入した場合は新築を購入したときより「修繕費」が多くなることが予想されます。

また、室内設備のメンテンナスを考えるとその費用はもっと膨らみます。
とくに、給湯器などは消耗品ですので10年~15年で交換となり、
その費用は10万円~20万円前後となります。

私の経験上、トイレ・キッチン・洗面台などの水回りの消耗品メンテナンスで、
10年間5万円前後は掛かってくると思います。
トイレのウォシュレットが壊れるとあっという間に4~5万円は飛んでいってしまいます。

今の戸建は2箇所トイレが付いている間取りがスタンダードになっていますので、
使用頻度によっては同時に入れ替えしなければならないことも予想されます。
メンテナンス

持ち家メンテナンス費用は?

◯50年間の合計 外観メンテナンス費【935万円】

    • 内訳(新築の場合)
    • 外壁メンテナンス 「350万円」(3.5回のメンテナンス)
    • 屋根メンテナンス 「500万円」(2.5回のメンテナンス)
    • 給湯器交換    「60万円」(3回交換)
    • 水回りメンテナンス「25万円」

◯50年間の合計 室内メンテナンス費(各1回交換として)【600万円】

  • キッチン交換 「100万円前後」
  • バスルーム交換「100万円~200万円」
  • トイレ交換 「15万円~30万円」
  • 洗面台交換  「10万円~30万円」
  • クロス全室張替え「50万円~70万円」
  • 建具・フローリン張替え「100万円~200万円」

など

☆【持ち家】の場合の生涯居住コストとは
住宅ローン返済総額「4,508万円」
50年間の内外メンテナンス費用合計「1,535万円」
=6,043万円

賃貸の生涯居住コストとの差は、わずか「329万円」となります。

居住コストだけを考えると「持ち家」と「賃貸」の差はほとんどありません。

これが、私が考える「持ち家」と「賃貸」の生涯居住コストは一緒の根拠です。

今回はあくまでもコスト面からの視点でのお話です。
「持ち家」と「賃貸」はどちらが良いのか?は別の話です。

持ち家を持たれるのか?生涯賃貸なのか?は、
あなたとご家族がどのように『生活』し『生きて』行きたいのかが最終的な答えになると思います。

まとめ

持ち家と賃貸の生涯居住コストとは
答えは、どちらも一緒です。

☆【持ち家】の場合の生涯居住コストとは
住宅ローン返済総額「4,508万円」
50年間の内外メンテナンス費用合計「1,535万円」
=6,043万円

◎賃貸の場合
35歳~85歳までの生涯居住コストは、
【6,372万円】となります。
変動金利0.625%・返済期間35年の住宅ローンで換算すると、
なんと、『5,722万円』の住宅を購入した時の支払いと同じになります。

「持ち家」と「賃貸」の生涯居住コストとの差は、わずか「329万円」となります。

これが、私が考える「持ち家」と「賃貸」の生涯居住コストは一緒の根拠です。

最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたの住宅購入計画がうまく行きますよう心よりお祈り申し上げます。

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