任売=任意売却とは一体どう言うこと?

売却方法

こんにちは。
住宅ローン破綻と競売を回避するために戦う東京都練馬区石神井台「志士不動産」(シシフドウサン)/スリーウィンデザイナー株式会社の神山です。

さて、今回は「正直不動産」6巻を読んでのレビューを含めて「任売」(任意売却)という言葉を簡単に解説したいと思います。
漫画「正直不動産」6巻 第43直 任意売却(前編)

「任売」(任意売却)とは、お金を貸した金融機関の同意をえて、競売(けいばい)での売却するのではなく、
市場価格で不動産を売却する方法です。
現在ローン返済に困っている方やこれからマイホーム購入を検討されている方にはぜひ抑えていただきたい知識です。

金融機関も所有者もWinなれる売却方法

不動産の所有者が住宅ローンの返済ができなくなった時、お金を貸した金融機関はどのようにお金を回収するのか?
というお話を先にお伝えしたいと思います。

不動産を購入する時にお金を貸した金融機関は、万が一、返済してもらえなかった時にでも、
お金を回収できるように不動産に「抵当権」という権利を登記します。
一言で言えば「担保」(たんぽ)のことです。
そして、金融機関は万が一の時は、この「抵当権」を行使し『競売』を実施してお金を回収するという流れが一般的です。

競売は不動産のオークションです。

このオークションに参加している人たち(入札者)は不動産業者が9割を締めています。
不動産業者の仕入れ場になっていると言っても過言ではありません。
このことから、競売は一定のリスクはあるものの一番安価(底値)で仕入れられる市場と位置づけられており、
落札価格は「買取価格以下」になっている不動産がほとんどです。
(近年の競売落札価格は年々上昇傾向にあります)

今回のテーマ「任意売却」というのは競売落札になる前に、市場価格で売却する方法のことです。
金融機関の同意、所有者の同意が必要になりますが、
金融機関にとっても、競売でたたかれて安く落札されるよりも、市場価格で売却できた方がより多くのお金を回収できる可能性がありますし、
所有者にとっても、市場価格で売却できれば競売よりも多く返済できるかも知れない、
金融機関も所有者もWinになれる売却方法が「任意売却」という売却方法です。
任売とは任意売却を略した言い方です。

それでは、またの配信をお楽しみに。。。

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