住宅ローンの繰り上げ返済!老後資金との深い関係とは?

繰り上げ返済

日本人の気質で「借りたお金」は必ず返すという考え方があると思います。
もちろん、これは素晴らしい気質・文化だと言えます。
しかしながら、そのお金を返すことによって今後の生活に支障をきたしたら、
その行為自体の意味がなくなってしまいますよね。
今回は住宅ローンの繰り上げ返済!老後資金との深い関係とは?という
私の持論をお話したいと思います。
参考になりましたら幸いです。
ぜひ、最後までお楽しみください。

ちょっと待って!住宅ローンの繰り上げ返済!

それは、【現金】に勝るものはないからです。
まさに「KING Of KINGS」!!

もちろん、景気が良い時は今持っている現金1,000万円を「不動産」・『株』などの[モノ]に替えて、
5年後に1,200万円になった。なんてこともあるかも知れません。
でも、その投資をやるのなら1000万円を借りて5年間で100万円の利益を上げることができた方が、
リスクが少ないのではないでしょうか。

1,000万円を借りようと思うと、それなりの自己資金がないと金融機関はお金を貸してくれません。
ですから、私は「現金」は「KING Of KINGS」だと思っているのです。

住宅ローンの繰り上げ返済をする目的が「リスク回避」で考えられているのであれば、
なおさら「繰り上げ返済」で現金を使ってはいけません。
現金

老後の資金をどのように捻出するのか?

人生100歳時代と言われている昨今、老後の資金をどのように捻出すればいいのか?ということを、
メディアやお金の専門家「ファイナンシャルプランナー」などが出てきて、毎日のようにテレビで解説していますよね。

住宅ローンは定年になる前に「完済できる金額で住宅ローンを組みましょう!」のようなお話が、、、

確かに、それができたら素晴らしいことですよね。
でも、実際は定年前に完済できる方はほんの一握りの方だけです。

そして、メディアやファイナンシャルプランナーは「あなたの老後、今の家賃を払い続けられますか?」という話しはしない。
これは、情報が偏っていると私は思います。

生涯賃貸の方の老後はどのようにすればいいのでしょうか?
住宅ローンを借りていても、家賃を払っていても、老後に今の生活レベルを維持する時の考え方は、
私は一緒だと考えています。

団体生命保険があることを念頭に置いて返済しましょう!

話を「繰り上げ返済」に戻しましょう。
さて、「住宅ローン」が他の融資商品と一番違う点は、【団体生命保険】との相違点です。
そうです。【団体生命保険】がより顧客に手厚いところがあるからですよね。

【団体生命保険】を使う確率が高まるのは、
そう、『定年後』からです。

もちろん、【団体生命保険】の本当の意味は、現役時に万一があった場合に、
残された「家族」が路頭に迷わないように「保険」を掛けておきましょう!!
というのが本来の意味かと思います。

でも、一方で住宅ローン完済年齢が「80歳まで」という住宅ローンの考え方があります。
これは、住宅ローンという商品ができた当初は「年金」が間違いなくもらえる。
そして、もらえる金額も今とは掛け離れた金額だったからです。
すなわち、「老後も無理なく返済できますよね」という考え方から来ています。

現在はどうでしょうか?
支給年齢は上がり続け、近い将来70歳になることはほぼ間違いないでしょう。
では、老後はどのように生活をしていけばいいのでしょうか?

「住宅ローン」が支払えればいい!!

私はこの点に関しては、とてもシンプルに考えています。
言葉を変えると「楽観的」かもしれません。
要は、定年後でも残りの期間の「住宅ローン」が支払えればいいわけです。
蓄え、もしくは収入があれば良い!!

決して、「繰り上げ返済」をして定年後に支払いのない状態が1番ベストではない。
そう考えています。

現役時代の時に、繰り上げ返済をしようと思って用意した資金を、
リスクの無い(元本が保証されている)「生命保険」・「投資信託」などに替え定年後に備える。
そして、定年後その資金を切り崩し、返済にあてる。
そうすれば、完済までに万一があった場合は「団体生命保険」の恩恵を受けることができます。
住宅ローンの金利を「生命保険」と考えてみてはいかがでしょうか!

昔の方は良いことを言ったものです。
「この世の中、一寸先は闇」
「KING Of KINGS」の現金さえ持っていれば、生きる方法はいくらでもあると私は思っております。

簡単に「繰り上げ返済」で現金を使うのではなく、「現金」(お金)に働いてもらうことを考えてもよろしいのではないでしょうか。
このお話はあくまでも私の持論です。
ご参考まで
老後

補足事項

私の考え方は、あくまで住宅ローンの「金利」・「物件相場」などが大きく変動しないことを前提にしています。
金利が上昇した時には、早く繰り上げ返済した方がいい時代がくるかも知れません。
だからこそ、手元に「現金」を残せる生活プランを考えましょう。
そうすれば、どんな時代が来ても、その時代の波を乗り切って行けるはずです。
史上最低金利の昨今、住宅ローンの「金利」より安い金利で借りることができる融資商品はございません。

まとめ

住宅ローンの繰り上げ返済!老後資金との深い関係とは?
「現金」は「KING Of KINGS」

現役時代の時に、繰り上げ返済をすると思って用意した資金を、
リスクのない(元本が保証されている)「生命保険」・「投資信託」などに替え定年後に備える。
そして、定年後その資金を切り崩し返済にあてる。
そうすれば、完済までに万一があった時は「団体生命保険」の恩恵を受けることが出来ます。
住宅ローンの金利を「生命保険」と考えてはいかがでしょうか。

「この世の中、一寸先は闇」
「KING Of KINGS」の現金さえ持っていれば、生きる方法はいくらでもあると私は思っております。

最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたの持ち家ライフがうまく行きますよう心よりお祈り申し上げます。

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