今回は戸建とマンションの違いに関して紹介させて頂きます。
今も昔もマイホームを購入するとき、大半の方が【戸建VSマンション】で迷われるのではないでしょうか?
戸建からマンションへ、マイホームを買い替えた私の経験も織り交ぜてお話させて頂ければと思います。
戸建VSマンション
そもそも戸建とマンションを比べると言ってもどの点に対して比べるか?
で、見解が変わって来るかと思います。
そこで、まずは物理的(建材・材料)な違いを簡単に確認したいと思います。
戸建
・構造・・主に木造
・外壁・・サイディング、吹付等
・基礎・・ベタ基礎、布基礎等
・屋根・・瓦・ルーフイング等
マンション
・構造・・鉄筋鉄骨コンクリート・鉄筋コンクリート等
・外壁・・鉄筋鉄骨・鉄筋コンクリート(タイル等で化粧)
・基礎・・鉄筋鉄骨・鉄筋コンクリート構造
・屋根・・陸屋根・ルーフイング等
戸建とマンションのメンテナンス費用
さて、上記の違いから『戸建』と『マンション』のメンテナンス費用を考えて見たことはありますでしょうか?
ここで、概算ですがメンテナンス費用を抑えたいと思います。
(戸建に関しては新築で購入したと仮定致します)
戸建の場合おおよそ築15年~20年前後で外壁のメンテンナンス(数十万円)が掛かり、
さらに築20年前後で屋根のメンテナンス(数十万円~百万円単位)、そして、5年~10年ごとに防蟻工事(シロアリ)(10万円前後)、その他メンテナンス。
が一般的に掛かってきます。
木造築30年を超えると、場合によっては外壁・屋根材の交換が必要になって来ると思います。
一方マンションの場合、外観は全てマンション管理組合の修繕積立金によってメンテナンスしてくれます。
個人的な費用は毎月の管理費・修繕積立金のみと考えて頂いて問題ないかと思います。
(管理費・修繕積立金等は上がる可能性あり・築年数によっては修繕一時金等が発生する場合があります)
よく、不動産屋さんで、マンション購入で何に使われるか分からない【修繕積立金・管理費】を払うなら、
毎月の支払いが住宅ローンだけの『戸建』の方が経済的じゃないですか?
とうの営業トークを耳にすることがあるのですが、それって、正確ではないですよね。
戸建の場合、実際の月支払いは「住宅ローンのみ」かもしれませんが、
必ず掛かるメンテナンス費用は自身で別途貯めなければならないのです。
上記メンテナンス費用を単純計算しても、新築~30年目までで数百万円、
築30年以後は【how much】?です。且つ、室内メンテナンスは別途です。
ちなみに、私が購入した新築戸建ては新築なのにも関わらず2回雨漏りを起こしました。幸い新築10年保証を使い無料で直せましたが、保証で直せなかった時のことを考えるとゾッとしてしまいますね。諭吉さんが何枚あっても足りなかったと思います。
戸建VSマンション メンテナンスの比較
☆戸建
自身で相応の「メンテナンス費用」を貯めなければなりません。
突発的な雨漏り・不具合に関しても自己責任・自己負担
築年数が経てば経つほど、メンテナンス費用が掛かる
☆マンション
外観メンテナンスはマンション管理組合の修繕積立金から捻出される。
突発的な雨漏れ・不具合もマンション管理組合の修繕積立金から捻出される。
管理費・修繕積立金等は上がる可能性あり。
私の経験から、精神衛生上の観点から安心感があるのは突発的な不具合も対応してくれる【マンション】の方が安心感はあると思いますが、
毎月の修繕積立金・管理費金額相当分の安心感を得られているかというと、
考え深いものがあるのも事実です。
戸建を購入される際は、購入後のメンテナンスの事も考慮し物件価格を算出されてください。
ペットを飼う前提であれば 戸建VSマンション どっち?
◎ペットを飼う前提であれば【戸建VSマンション】どっち?
制限がないのは「戸建」です。
「マンション」関しては、ペット飼育可否の他に、大きさ・匹数の制限があります。
ペット飼育不可のマンションで隠れて飼育された場合、組合の規定罰則があり、
賃貸と違って違約金等では済まないですのでお気をつけください。
戸建におすすめの方・マンションにおすすめの方
私の独断と偏見と経験から『戸建におすすめの方』・『マンションにおすすめの方』を記載させて頂きます。
◎戸建におすすめの方
・車を所有されている方(毎日車を使用される方・2台以所有の方)
・ご家族が4人以上
・環境重視の方
・大型犬・2匹以上飼われる方
・トイレが2か所欲しい方
◎マンションにおすすめな方
・駅近重視の方
・セキュリティーを重要視される方
・ご家族が4人以下
・高層に住みたい方
・ワンフロアーで住みたい方
まとめ
『戸建とマンションの違いとは?』とっちが良いの?
このテーマは『賃貸VS持家』と同じぐらい、永遠のテーマなのではないかと思います。
私の経験から述べさせていただきますと、重要なポイントは『家族構成』だと思います。
マンションのオーソドックスな間取りは、玄関から左右に部屋があり廊下の先にリビング、
リビングと併設で1室ある3LDKの間取りになると思います。
現在の日本の居住環境は、子供1人1部屋が主流。
マンションの間取りの場合、夫婦またはお子様一人がリビング併設の部屋を使うことになります。
リビング併設部屋はリビングの一部的な位置づけになりますので、収納が狭かったり、
部屋として使用すると、占有面積によっては十分なリビングの広さが確保できない場合もあります。
夫婦と子供に各1室プライベイトな空間と十分なリビングスペースを確保したい場合は、
必然的に戸建になるのではないかと思います。
今後のライフスタイルを考え、ご自身に合った物件を手に入れてください。