ペット飼育不可の中古マンションでペットを飼育したら?

マンション

人々にとって、ペットは非常に大切なものだと思います。ペットは、私達に生きる活力や癒やし安らぎを与えてくれます。
人によっては親友(相棒)だったりするかもしれません。

マイホームを購入する時、賃貸でお部屋を探す時、ペット飼育可能の物件を探されている方は多いことと思います。
または、普段生活していてふとペットが飼いたいと思ったことや、お子さんがペットを『飼いたい!』と言い出すことはよくあることだと思います。

とくに、関東ではペット飼育不可の中古マンションが多い。
今回は『ペット飼育不可』の中古マンションでペットを飼ってしまったらどうなるの?
というお話をさせて頂きます。

ペット飼育不可のお部屋で「ちょっと軽い気持ち」で、、、、飼っちゃった!では済まされませんよ。
ぜひ、最後までお読みください

規約(ルール)違反をした場合はどうなるか?

ペット飼育不可の物件で「ペット」を飼育したら、どうなってしまうのでしょうか!

答えは、「ペットの処分」または「強制的な引越し」となります。

購入されていても、賃貸で借りていた場合でも同様の対応になるとなります。

購入している場合は、ペット飼育不可とは知らなかった!ペットは友人から預かっている!などの言い訳は通用しません。
マンションを購入し住まうとき、管理組合に対して【管理規約及び使用細則等を遵守することを誓います】などの届出書を管理組合に提出しているはずです。
賃貸の場合でも、借りるときに重要事項説明等でお部屋を使用するときのルール説明を聞いているはずです。

「え!!私だけじゃなくて他の部屋も隠れて飼育している部屋もあるよ」と言っても許されません。
それは、交通ルール違反で『違反をしているのは私だけじゃない!他の人も捕まえなさいよ!』と言っているのと同じレベルです。
違反をしているのは紛れもない事実なのですから!!
ペット

「ペットの処分」または「強制的な引越し」を言い渡された場合

そして、ペットは無実です。
「ペットの処分」または「強制的な引越し」を言い渡された場合、
賃貸の場合は違約金等を支払い、新たにペット飼育可能な部屋を探せばいいのですが、
物件を購入している場合は、ペットと一緒に住むことは出来ませんので、

  1. 売却
  2. ペットの処分

の2つの選択となります。
物件を『売却』する場合は、売却しても住宅ローンの残債が残る場合もありえます。
その場合は売却することがむずかしくなり、基本的にはそこに住み続けるしかありません。

さて、「ペット」はどうされますか?

河川敷などに捨てる方はいらっしゃらないと思いますが、
実家・友人・同僚でペットを飼える人を探して譲る、里親を募集するのでしょうか?
大げさかもしれませんが、ペットの生きる環境をそんなに簡単に変えてしまっていいのでしょうか。
ペットには1ミリの責任もありません。

今一度、気軽に判断する前にルールを破るということの重大さを考えましょう。
ペットも家族の一員です。

所有者なのになんで自由にできないの?

マンションの場合、自分の所有物件なのに自由に出来ないのでしょうか?
それは、「共同生活」だからです。
戸建の場合、ご近所さんは隣の敷地の方ですよね。
マンションの場合ももちろん隣の敷地はご近所さんですが、その前にとなりのお部屋がご近所さんになりますよね。
そして、同じ建物内の住民ということになります。

日本でマンションが建設されるようになった昭和37年に「建物の区分所有等に関する法律」という法律が制定されました。
これは、マンション(共同住宅)を円滑に住みよくするための法律で「区分所有法」または「マンション法」などと呼ばれることもあります。

マンションに住まう上で、住民が同じ権利で平等に住みましょう!という大枠のルールを決め、
その他、細かいルールはマンション別に管理組合を作り詳細ルールを作ってもいいですよ。
という法律です。
その中で、もっとも厳しいのは「他の住民に迷惑をかけ続ける住民が存在する場合は、管理組合はその住民の部屋の強制売却を請求できる」という条文です。

ペット飼育違反をしただけで強制売却にはならないでしょう!と言うことなかれ。
法律的には強制的に売却できるというルールを定めていますので、継続的にルールをやぶり守れない場合は「強制売却」もあり得るのです。
条文

一人ひとりのモラルが大切

マンション(共同住宅)の場合は、所有者といえども好き勝手に使用することは出来ず、
管理組合のルールを守り、住民(ご近所)と共同ですごしやすい環境を協力しながら作っていくことになります。

このことから、マンションでは「布団叩きおばさん」のような強烈な近所トラブルがおこらないのは最低限のルールがあるからですね。
快適なマイホームライフを送れるように、ぜひルールは守りましょう。
戸建の場合も、町内会でゴミ出しなどのルールが定められているところもあります。

近所付き合いが希薄になっている昨今だからこそ、一人ひとりのモラルが大切なのではないでしょうか。

まとめ

マンション管理規約(ルール)違反をした場合はどうなるか?

「ペットの処分」または「強制的な引越し」となります。

購入時に【管理規約及び使用細則等を遵守する】という申請書を提出していますので、
言い訳は通用しません。
また、ペットには1ミリの責任もありません。
ペットを飼う前に、今一度マンションの「管理規約」を確認しましょう。
それが、動物を飼う前の責任です。

マンション(区分所有)には、【管理組合のルールを守り、住民(ご近所)と共同ですごしやすい環境を協力しながら作っていく】というルールが定められていることを念頭に物件を探しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
あなたのマイホーム購入計画がうまく行きますよう心よりお祈り申し上げます。

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